内容紹介
企業は儲かればそれだけでよいという時代はもう終わった。
今日我々は、会一企業だけでなく、個人も社会も、あるいは民族も国家も、
そして地球全体も、全てのことを考えながら、次の一歩を踏み出す時なではないだろうか。
この壮大なテーマにグループ総勢5万人を超す大企業、
三菱ケミカルホールディングスの社長、小林喜光が
21世紀に日本が発信すべき「KAITEKI」という価値を提起する。
小林が提唱する「KAITEKI」とは、人間にとっての心地よさという狭い意味を超え、
社会や地球にとっての快適さを含めた広い概念で、
「Health」、「Comfort」、「Sustainability」の全てを包含するものである。
本書では、この「KAITEKI」に寄与する科学、研究開発、化学産業のあり方、
あるいは「KAITEKI」を実現するための経営のあり方について、
最先端化学の成果を駆使して、味覚、感性価値、高齢化社会、次世代医療、健康など、
われわれが直面するあらゆる分野における「KAITEKI」のあり方を紹介。
その上で、それを実現するために化学産業がなしうる貢献を、
「新炭素社会」というキーワードを用いて説明する。
具体的に取り上げる、有機太陽電池、風力発電機、リチウムイオン電池、
塩分濃度差発電、植物由来プラスチック、コンテナ型植物工場、太陽光による水素製造など、
ここに紹介する最先端化学の話だけでも読み応え十分。
本書は昨年12月に刊行、たちまち各紙誌で絶賛され、版を重ねた日本語版『KAITEKI化学』を、
刊行当初から、「英文で読みたい!」という内外ビジネスマンからの強い要望に応えた、
待望の英文版である。