チープトリックのファーストのリマスター盤。アウトテイクや未発表曲を加え、メンバーの意図する曲順に変更となり(LP盤では、SIDE-AとSIDE-1との記載で、B面なんてなかった。)、実にこちらの方がしっくりとしており、音もいいです。
デビュー当時はまだ、いい意味で完成されておらず、遊びが満載でホントに今聴いてもすごいの一言。ジャケットのピンぼけがチープで、音の方も全体的にシャープでパワフルでへヴィー、後発のアルバム同様ポップさもなくはないが、予測不能ギターのコード進行やコーラスも普通じゃない。でも当時、ギターのリックはジョンレノンのダブルファンタジーのレコーディング参加を依頼されるくらいな知名度があったりする。
いまでこそバンドのイメージは、ちょっとハードなポップバンド、個性の強い王子様バンドというのが大方なのだろうが、それは2作目以降のイメージで、本来の姿であるキレたチープトリックは残念ながら本作くらいなもの..これが当時さっぱりセールス等ふるわず、次作以降ではバンドの意向がことごとく却下される、表向き華々しくもバンド自体はフラストレーションの塊となっておりました。『蒼ざめたハイウェイ』や『天国の罠』の陰に隠れイマイチ知名度が低いが、#9.Mandocello、#8.He's a whore、#1.Elo kiddies・・など、結構名曲が多く、本作は最高にクールです。