高校時代の友人に再会し、好きだと告白されて動揺する主人公が、さらに驚いたことには友人は伝説のプレーヤーだった…!
伝説のプレーヤーって何の?…言葉責め。スレイブ達を調教するのが仕事。という役を子安さんが演じています。主人公はノジケンさん。ストレートで生真面目な主人公がいかにして堕ちていくかという話。物語の前半までは、ありがちな展開で手ぬるいかもと思って聞いていたけれど、主人公が嫉妬から「恋人」と「スレイブ」とどこが違うんだ。同じなんじゃないか、と言ったところから話は俄然面白くなる。怒った子安さんが(役名チカ)それじゃあ一週間ぼくのスレイブとして過ごしてみればいい。と言い放つ。そういうシチュエーションで冷たい声で話をする子安さんというのは、ほんとにはまっていて、聞いているだけでどきどきしてしまう。
相手の意思を完全に無視して、衣食住生活の全てを支配して、それができない場合は罰を与える。実際に接触することはないけれど、間接的に与える刺激と言葉で相手の欲望を煽る。そうして一週間が過ぎたときにふたりの関係は微妙に変化していた。
原作はBLなので基本的には甘い。両思いだし、チカは恋人の前では素に戻る。(そのへんが実はうそっぽい。本物の話になってもらっても困るが。)ラストのラブシーンでは支配と被支配が微妙に混ざり、そのことに煽られる主人公はこの先どうなるんだろうと思わせて上手い。どこまでも丁寧な言葉遣いの子安さんの胡散臭さがたまりません。おすすめ。