フランスでは、Jazzとサンバ・ボサノヴアとフランシス・レイに代表される柔軟で繊細なフランス音楽とを融合して「サラヴァ」が創生されて「Samba Saravah」という名曲を生み、その流れは脈々と受け継がれ2006年に若く美しいサラヴァ歌手の「Marie So(マリー・ソー)」が現れた。このアルバムは、彼女がブラジルに乗り込んで現地のミュージシャンと創り上げたデビュー作。何も手を加えない素朴なビールのほろ苦い爽やかなタッチで仕上げられた「目からうろこ」的なアルバムだ。特におすすめは、"Bahia"遥かな昔黒人奴隷を陸揚げした美しく瀟洒なブラジル北東部の港町「バイーア」の哀しい歴史のノスタルジーを気だるく、小気味良く、上品に歌いこんでいる。ちなみに"Saravah"は「祝福あれ」の意。