フォーゴトンレルム世界における悪を扱うサプリメントだが、他の世界においてもそう手直ししなくても応用できる。何より『不浄なる暗黒の書』所収のデータがD&D第3.5版にバージョンアップされているのが貴重。そしてアーク・フィーンド(大魔物)やそれに匹敵する強力な悪役がさらに追加できるのが魅力的。
導入:悪のキャラクターの哲学や行動理念の紹介。
第1章:種族。ドリーグロスがモンスタークラスによってPC(プレイヤー・キャラクター)として使いやすくなった他、追加PC種族として蛇の血を引く人間貴族Extaminaar、影界でシェイドに仕えるように作られたKrinthが紹介されている。
第2章:悪の道具。特技、呪文、アイテムなど。「不浄なる暗黒の書」所収のものも3.5版で改訂再録されている上にさらにその上位のものもある。「不浄なる暗黒の書」で若干見劣りしていた中立にして悪についてもフォローされているのが憎い。
第3章:上級クラス。6つ追加。
第4章:悪の組織。7つ紹介。
第5章:悪しき場所。悪の力が集まる地Evil Nodes他を実例付きで紹介
第6章:悪との遭遇。悪のNPC。脅威度11〜17の9人のNPCの紹介など。悪の組織とそれぞれ関係している。
第7章:悪の闘士たち:強力なボスキャラたち。デーモン・プリンス:Eltabおよびその下僕(上級クラス)。
元アークデヴィル:マルキジット(元ソーラー。さらに九層地獄を離れて現在ユーゴロスと同盟)。双頭のスラードロード:Bazim-Gorag。世界を滅ぼしかねない3体のユニークな怪物(北欧神話由来)やサッキュバスの女王やその夫のリッチなどエピック級モンスターたちがデータ付で紹介されている。