Warner Brothersは自社の過去の名盤や名演を、最新リマスター、未発表音源、書き下ろしのライナーノーツ、
新規編集のベスト等、付加価値を付けた丁寧で愛情のある「Warner Archives」というリイシューを90年代
初頭から現在に至るまでRhino社の協力などを得て続けている。
当初はFaces、Maria Muldaur、Ron Wood、Lowell George、Harpers Bizarreといったロック、ポップス系が
目立っていたが90年代半ば頃からは「Black Music・Ol' Skool」シリーズとしてソウル・ファンク物も積極的に
リイシューし始めた(Bootsy Collins、Earth, Wind & Fire、Rose Royce、Graham Central Station、
Ashford & Simpsonなど)。
本作「Chaka」、次作「Naughty」もそのシリーズの一環としてリリースされたもので、低価格でありながらも
非常にしっかりとしたリイシューなので長く手元に置いておくことができるかと思う。
肝心の内容は、Rufusの活動と平行して制作された1978年発表の1stで、コンテンポラリーR&Bの極致とも言える
名盤。Ashford & Simpsonのペンによる永遠のクラシックナンバー1、George Bensonとの6。バックもRichard Tea
(Stuff)、Brecker Brothers、Hamish Stuart(Average White Band)、Anthony Jackson(近年矢野顕子とトリオを
組んでいる)、David Lasleyといったキラ星のようなミュージシャン達がサポートしておりスキがない。
2ndの「Naughty」は時代を反映して、多少ディスコ、ダンス系の音づくりになっているが、こちらも内容では
負けていないので併せてお勧めしたい。