内容紹介
それはいつまでもつながっているチェーンリング
どこまでも広がっていく浮遊するワンダーランド。ポップで、ちょっとシニカルで、謎めくユーモアに満ちている。国内外で活躍する画家・青木陵子の初めての作品集は、彼女自身によるコラージュブックのような体裁であり、そこには魅惑的なイマジネーションが溢れています。代表作であるカラフルな草花や風景のドローイングの他、初期の作品、ノートのスケッチ、スナップ写真、そして時折メモのような散文がささやかに添えられています。彼女の絵はポップ感と、少女的あるいはフォークロアなどのモチーフが融け合いながら、画面の中に様々な要素が不可思議に配置され、小さな紙に無限の広がりを感じさせます。彼女の頭の中がそのまま視覚化されたような、不思議なリズムと創造性に富んだ一冊です。
青木陵子は、松井みどりの企画により現在世界各国を巡回中の「ウィンター・ガーデン」展や、来年頭に国立国際美術館で開催予定の「現代日 本の絵画(仮)」展などにも参加し、その活動は昨今ますます注目されています。また最近では尾崎翠『第七官界彷徨』(09年/河出文庫)を始めとする装丁でも目にする機会があります。
展覧会も同時開催
青木陵子作品展:Chain Ring
2009年9月11日(金)ー10月10日(土)
12:00ー19:00(初日は18:00まで)日曜・祝日休廊
オープニング・レセプション:9月11日(金)
18:30ー20:30
著者について
青木陵子(あおき・りょうこ):1973年兵庫県生まれ、京都市立芸術大学大学院ビジュアルデザイン科修了。主な展覧会に「どないやねん!/現代日本の想像力」(国立美術学校・パリ、1998 年)、クリテリオム51・水戸芸術館(2001年)、「HAMMER PROJECTS Ryoko Aoki」(ハマー美術館・ロサンゼルス、2005年)など。2007年には「マイクロポップの時代:夏への扉」展 (水戸芸術館)とドイツの国際美術展「ドクメンタ12 」に参加。