おすすめです。
旧『コンプリート・レコーディングス』を持っている方、迷うことはありません。
買い替えましょう。
二枚のCDは、”サンアントニオ・セッション”と”ダラス・セッション”にわかりやすく分けられました。
別テイクは各ディスクの後半にまとめられ、資料性を損なうことなく、作品としてすっきり聴けます。
同じ曲が続く旧『コンプリート〜』の曲順は、初心者がロバジョンにつまずく要因の一つだったので、これは歓迎です。
音質の好みはあると思いますが、今回のリマスターは情報量が多い。
以前よりダイナミクスが増し、トーンの違いが聴き取れる演奏は、格段に表情豊かです。
弦のアタック、スライドの消え際や細かい唄い回しがはっきり聴こえ、部屋鳴りもしっかり確認できます。
”伝説の〜”ではなく、実際に生きて唄って死んだ一人の男としてのロバジョンの”肉体”が、ぐっと身近に感じられました。
あなたが30年代のテキサスに飛ぶもよし、彼を我が家に招くのもよし。
今まで何回も聴いてきた人にこそ、たくさんの発見がある音源です。