2009年リリース、New York Dollsの復活第二弾となる4thアルバム。
Dollsが再結成して新作のスタジオ・アルバムをリリースすると言っても、せいぜい1枚作って終わりだろうと予想していたのだが、この復活第二弾がリリースされたことに驚きと喜びを感じた。
そして、内容が前作「One Day It Will Please Us to Remember Even This」と同様に素晴らしい。
当然のことながらオリジナル・メンバーはDavid Johansen(vocals)とSylvain Sylvain(guitar)の二人だけなのだが、前作と本作の充実ぶりに鑑みれば、今では、Johansen、Sylvainの二人に加え、Steve Conte(guitar)、Sami Yaffa(bass/元Hanoi Rocks)Brian Delaney(drums)の五人こそがNew York Dollsなのだろう。
ロックに限らず芸能という分野で活動する人は、常に時の流れと戦い続けているはずだ。
若い時と同じ事を老いてからやる必要は無い。
復活後のDollsは、今の彼らに出来得る最良のロックン・ロールを演奏している。
所謂、再結成や再始動した伝説のバンドの中では、Dollsは最も質の高い作品を提供してくれている。
本作では、1973年の1stアルバム「New York Dolls」収録の"Trash"が、カリプソ風アレンジでリメイク収録されている。
この二つの"Trash"を聴き比べてみると、ロックン・ロールが世代を超えて楽しめるエンターテイメントである事がよく分かる。