もちろん5曲目の Polyrhythm Performed by Perfume の記念として買ったわけだが、やはりサウンドトラックとしての作品だった。
ポリリズムを始めとする中田サウンドの特徴は全域に渡って音が散りばめられており、特に低音域の厚みが半端じゃない。
それが、このサウンドトラックに収録されているバージョンは、全体的に音圧を下げ、中でも低音域は最も押さえられている。
おそらく、映画のBGMとして使うにあたり、低音域はエギゾースト音など効果音に使われる場面が多く、そこを厚いまま流すとBGMに掻き消されてしまうからではないか、と推察される。かといって、全体のボリュームを下げてしまうと、ボーカル部分が薄くなってしまう、そこで中音域は残しつつそれ以外を押さえるMixにしたと考えられる。
では、このバージョンは聴くに値しないのだろうか?
Mixやアレンジを変えても、製作時に意図しなかった場面にも料理の仕方次第でいくらでも馴染む、そんな親和性の高さが改めて感じられた。
今までPerfume(中田ヤスタカ)サウンドを聞いたことのない人にとっては、楽曲の魅力の片鱗を味わい、他の曲にも触れてみたくなる要素としては十分に思う。
同時収録された楽曲とも特に違和感なく、そこに、そしてSE以外の曲としては最後に収録されている。
願わくば、このサントラに触発された世界の人々が、手軽に他の楽曲にも触れられるような楽曲の配布方法について、早急に検討を求めたいところだ。
Complete Best, GAME, '' そしてアルバム未収録の楽曲の数々… より多くの人に触れてほしい。