ポーランドのテクニカル・デスの5th。
前作ツアー中の事故によりドラムのVitekが急逝、ヴォーカルのCovanも重傷を負い
バンドは存続を危ぶまれる状況に陥ったが、その後ギターのVoggを中心に
新たなメンバーを迎えることにより存続を果たし、このたび新作を届けてくれた。
新世代デスメタル勢の中でも、確固とした個性と実力を誇っていた彼ら。
本作においても機械的で疾走感あるDecapitated印の暴虐デスメタルは健在。
Meshuggahのような変則的なリズムでゴリゴリ攻めるVoggのリフも変わらずでカッコいい。
新メンバーRastaも力強い咆哮でバンドの音楽性とマッチしていていい感じ。
ただ、やはりもう一枚の看板であったVitekのドラムが抜けた穴は大きかったようで、
新メンバーのKrimhもなかなかの奮闘を見せるのだが、いかんせんVoggのギターに
拮抗する存在感はまだ感じられない。
なお、スペシャル・エディションのDVDはスタジオでのアルバム制作風景や
インタビューを収録した内容で、ライブ映像とかではありません。
前作の完成度があるためつい評価が辛くなってしまうが、名刺代わりとしてなかなかの力作。
現メンバーではまだ1枚目なので、バンドとしてまとまって行くのはこれから。
今後の活動に多いに期待したい。
なにはともあれ、無事復活してくれて良かったです。