フロリダのバンドのNew EP。
前作EP「Re-Traced」が2ndの再構築作だったのに対し、本作は新たな
曲での完全新作となっています。
冒頭の女性ヴォーカルによる民族音楽風の曲で意表を突かれますが、
続くM2はSeanによる手数多めのドラムに導かれCynicらしい曲に。
2ndで見せた浮遊感あるPaulのヴォーカルに、手の込んだアレンジという
部分は変わりませんが、2ndと比べて変わった部分もいくつかあります。
まず本作ではグロウルで歌うパートがなくなり、加えてPaulのギターも
メタルなリフをほとんど弾かないため、もはやメタルバンドとは言い難い。
メランコリックなプログレと表現した方が当てはまるかも。
全体的にコンパクトな楽曲ながら、捻りの効いたアレンジも相変わらずで
メランコリックなメロディーラインもいい感じです。
ギターリフの代わりに豊かな音色のベースラインやシンセが印象的でした。
短めの曲6曲でトータル23分とちょっと物足りない尺なのが残念。
お楽しみは後に取っとけということでしょうか。
内容としてはこれはこれでいい感じなので、もっと長尺で聴きたかったところ。
★は尺のこともあり3つ半ですね。
このEPはあくまで現在制作中のフルレングスのあいさつ代わりなのか、
はたまた次はガラッと音楽性を変えてくるのか、今から次作が楽しみですね。