1970年代のアメリカ,ネガカラーフィルムで撮影し,プリントしたものを写真集として出版したものだそうだ。彼の代表作であり,必見だと思う。自家現像,自家プリントでこの色合いを得たとのことで,デジタル全盛の時代にあっても,全く見劣りがすることがないどころか,むしろ新鮮に感じる。残念なのは,一部の作品で青空がトーンジャンプを起こすなど,印刷のクオリティーが必ずしも高くない点である。当時の印刷技術の限界だろうか。元の印画紙がトーンジャンプしている訳はないので,願わくば最新のスキャナーで取り直して欲しいものだ。もっとも元の印画紙も退色していて,色合いが失われているかも知れないが。それを差し引いてもこの写真集の存在価値は揺ぎ無いもので,手にして良かったなと感じている。