初デジカメは1999年、200万画素のCOOLPIX 800と、その翌年の「初代 IXY DIGITAL 」の2台です。
結局、よく持ち歩いたり、何かと使ったのは、コンパクトな IXY DIGITAL のほうでした。
それ以降、デジカメは何度も買い替えましたが、キヤノンからは離れていました。
最近まではニコンの
S640 でしたが、この機種は起動が遅く、ずっと買い替え候補を探していました。
コンデジのズームは28-200mmくらいが小型軽量を犠牲にせず、かつ必要充分な範囲だと思います。
加えて欠かせないのがマクロです。2cm以内が欲しいのですが、よくある5〜10cmでは用を成しません。
最近は高倍率ズームが普通ですが、300mmの超望遠を載せるよりは、マクロ優先のレンズ設計をして欲しいのですが...
本機は小型で「ズーム」と「マクロ」が希望に合致する、メーカーをまたいでも数少ない、貴重な1台です。
この2点に納得して、久々に IXY に「原点回帰」することにしました。
マクロが「1cm」と非常に強力な点がイチオシです。
大きく写るのはもちろん、大きさの調整やフレーミングの自由度も増します。背景のボケもより大きくなります。
本機を手にしたら、アクセサリー、文具などとにかく目につくものを手当たり次第マクロで撮りまくると、ハマります。
昔からキヤノンのデジカメは、ノイズが少なく、空の発色が独特なのが特徴です。
それは本機にも受け継がれているようです。
かつて高画素化が進んだ頃(800万画素機あたり)からキヤノンも、無理にノイズ処理をせずに、
解像感を生かすチューニングに変わったように思います。
本機もパソコンの画面で拡大すると、それなりのノイズが見られます。
ところが、手もとにあるニコン
S8200 と比較すると、本機のほうがノイズの残りかたが遥かに少ないです。
今もってキヤノンの画作りが非常に滑らかなのが判ります。
ただし両者とも、A4程度のプリントではまったく問題ないレベルのものです。
画像のエッジの処理(白いふち取り)が弱めなのは非常に好感が持てます。
少ないノイズと合わせて、画像を拡大トリミングするときには有利です。
1200万画素ですが買う前までは、若干甘い画像でも致し方なしと想像していたのが、いい方向に期待を裏切られました。
パソコンで拡大してみて、上記 S8200(1600万画素)と変わらないほどの解像感があったので、これには少し驚きました。
レンズ自体の性能が高いのだと思います。
本機が少し損をしているとすれば、画像のシャープさと見栄えのよさが、背面液晶ではあまり伝わらない点でしょうか...
いわゆるカードサイズではなく僅かに大きめなのも、選んだ理由の一つです。
バッグやポケットにも納まりがよく、手に持っても適度な本機は、いろいろ使った中ではベストサイズです。