CSRは「企業の社会的責任」と訳される為、ともすれば企業の寄付や社会貢献活動、逆に企業の不祥事などの善悪を論じる様な話になってしまう。
CSRは特別なことではなく、本業を通じた社会への貢献であり、各社員が日常業務の中で社会を意識することが大事としている。
また企業の側のみならず、市民側の社会的責任も重要であり、個別企業が自発的に不祥事を公表する場合の批判の仕方も「結果」のみを見て単純な批判になっては逆効果である面も指摘している。
「良い会社とは何か」「CSRと財務的利益は相反するものか」「会社と株主・ステークホルダーとの好ましい関係とは」「具体的なCSRの事例とは」と言った問いかけに答える著書は、CSRに携わる方のみならず、一度CSRを考えてみようという方にも、一読に値する書と言える。