高いかもしれないけど、それだけの価値があるDVDです。劇場版は素晴らしい作品ですから。OVAについては・・・ノーコメントということにさせて下さい。
やはりアニメの魅力は「動き」にあると思う私にとっては、本当に日本アニメ史上の最高傑作、と偉そうに断言したい。ぜひぜひ、買って見てください。
動きには定評のある宮崎アニメは、しかしながらキャラクターのリアルさを犠牲にしていると言われます。簡略化された絵の方が効率よく動くのは当たり前だからですね。余談ですが、ミッキーマウスが曲線を多用してデザインされているのは、動かしやすいからだという文章を読んだことがありました。
ですが、この作品は、本当にリアルな絵が動き回るのです。これはこたえられませんよ。何度でも繰り返し見て、ため息をつくことができます。DVD代は充分、元が取れます。「マクロス」世代なら、板野サーカスという言葉は聞かれたことがあるでしょう。もう、板野氏の描く戦闘シーンは芸術と言っても過言ではありません。
30代の男性なら、絶対損はしません。20代の人たちなら、ファースト・ガンダムに興味があったけど、あまりにも絵が汚くてレンタルビデオに手が伸びない、なんてタイプにおすすめ。10代の人たちなら、相当のアニメ好きで、「古典」を勉強したいという人向けかな。でも、僕としては普通の人たちに、普通に楽しんでほしいと願ってますけど。
他にも、英語版の吹き替えを紹介していた方がいましたけど、激しく興味を持ちました。この作品では日本語の「くそったれ」が「ファック」と同じように使われていて、その効果の面白さを感じていたからです。呪詛の台詞、というのはなかなか日本映画では見当たりませんが、この作品は高いクオリティで「吐き捨てる罵詈雑言」を実現したと思います。
声優さんの演技だけでも素晴らしいですよ。豪華なキャスティング。なにせ、のび太と次元と銭形警部、ニュースステーションの「久米宏のお父さん」が競演しているのですから。それだけでも、買い、ですね。ぜひぜひおすすめ。