80年代、日本ではテクノポップとかニューウェーブという言葉で十把一絡げにされていた頃が懐かしい。90年代、イギリスからアシッド・ブリープ・レイヴがドッと入ってきたことを契機に、その後はジャンルの細分化・整理が継続しています。この本は、ダフト・パンク以降に限定した、いわゆるニュー・エレクトロを体系化したディスク・ガイドです。そこにフォーカスした本は今まで無かったと思うので、この手の音楽が好きな人は買いでしょう。メジャー・シーンを巻き込んで目下メイン・ストリームの顔にもなっているジャンルなので、今が旬です。
ただ逆にいえば、ダフト・パンクが登場するに至るまでの背景・歴史には触れていませんので、そこを埋めたいマニアックな人には別の本が必要です。