「君に届け」を読んでとても気に入ったので、前作も読んでみようとこのマンガを購入しました。
絵は「君に届け」ほどではないにしても、十分きれいで読みやすいです。
また、登場するキャラクターがみんな優しい心の持ち主だというのも「君に届け」同様、安心して読めます。
主人公の女の子さっちゃん、その片思い相手の男の子ユキちゃん、さっちゃんの親友の朱美、朱美の彼氏の雄平、ユキちゃんの親友の赤星・・・この5人の狭い人間関係の中で、様々な恋愛が繰り広げられます。みな純粋に好きな相手を想い、友情も大切にする人たちだからこそ、悩んだり苦しんだり誰かを傷つけてしまったりするのですが、そこが学生恋愛ドラマの醍醐味とも言えます。
主要キャラ5人全員が何かしらの形で傷つき、切なさを味わうのですが、最後はみんなが幸せに向かう形で終わっているので、ホッとしました。
ただ、朱美とユキちゃんがダメになったあと、ユキちゃんの気持ちがさっちゃんに向かうまでが少し急というか、無理やりな感じがしました。もう少し、気持ちの変化などを丁寧に描いていると良かったかな、と思います。その他の場面でも、気持ちの表現がわかりづらい部分もあり、気になりました。
しかしながら、全体的にみると、少女漫画らしい切なさいっぱいで優しい気持ちになれる良い作品だったと思います。