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この本で取り上げられているCPUに使われている部品は汎用のものばかりなので、その気になれば誰でも作ることができるでしょう。ただし、汎用品を使う分配線が大変(特にROMの部分は圧巻!)ですから、その点は覚悟しておいた方がいいでしょう。その割には実用性に乏しいので、過度の期待は禁物です。たぶんエニアックの足下にも及びません(苦笑)
とはいえ、論理回路やCPUコアの部分はもとより、部品の基礎知識から汎用マイコンなどを使用する上でも十分役立つ周辺回路のノウハウまでが事細かに解説されており、これからデジタル回路をいじってみようという向きにはピッタリでしょう。私は典型的なアナログ回路屋の頭ですが、(一応論理回路の基礎くらいはわきまえているつもりですが)そんな私でも十分理解できます。
このように至れり尽くせりの内容ですが、RAMへのアクセスについて触れられていないのは少々残念です。できるだけ簡単に、という制約はあったのでしょうが、RAMにアクセスしないCPUはまず存在しないので、終盤にある機能拡張編で少しでもいいから触れて欲しかったです。
蛇足ですが、(表紙を見れば察しがつくと思いますが)全体的におちゃらけた表現になっています。その方がかえって親しみやすいかもしれませんが、それが気になるという向きには読まない方が無難です。
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