東北関東大震災の被災地での日本人(被災者)の行動をみて、世界中から、被災者の方々の節度ある行動に驚嘆の声が上がっていると、良く聞きます。確かに、TV画面で見る被災者の方々の振る舞いは、秩序を保っていて、とても素晴らしいです。とはいえ、なかなか海外メディアのオリジナルな報道、紙面を読むことはありません。
クーリエ ジャポン(2011年5月号)が『いま、届けたい世界からのエール「がんばれ!日本は必ず復活する」』という特集として組んでいたので読んでみました。
Part1では、日本人のガマン強さや、自制心の強さに関する報道を中心に、また、Part2では、日本の再建に対する期待や不安、今回の地震がアジアや世界のエネルギー政策に与える影響についての記事をまとめています。
Part1では、日本人のアニミズムを起源とする自然に対する捉え方(欧米との違い)や仏教に由来する『諸行無常』の観念が、今回の地震の被害に直面しても、ガマン強さや自己統制力を発揮している原因・理由として、挙げられています。
確かに、日本人は自然を我々と対峙する、支配すべき対象として捉えると言うよりは、人間も自然の一部であり、自然は共生する対象である、という意識が強い。 そして、この感覚により、自然の大きな力による災害に直面しても、パニックにならない理由かもしれません。
また、特集『なぜ中国人や韓国人は日本人よりも英語ができるのか?』では、日本と中国・韓国の学生の英語力の格差について、まとめています。確かに、中国や韓国での、行き過ぎた得点主義、語学学校隆盛という問題もあるが、少なくとも国際標準語である英語の大切さを理解し、国を挙げて、英語力向上に取り組んでいることについては、見習うべきところが多いと思います。グローバルに競争している企業の現場で、何が起きているのか?を、良く理解した上で、初等教育〜高等教育での英語教育の在り方について、真剣に考える必要があると思いました。