各種の実写レポートは、「ツアイス ブランドへの思い入れ」が多く、むしろ購入を躊躇しておりましたが、ジャンクで購入したコンタックス用のZeiss Distagon 28mmf2.8をキャノン用マウントに改造して取り付け、使用したところ、デジタル(kiss X3,40D)では滲みとぼやけがかなり出て使えませんでしたが(原因不明)、フィルムではとても高性能で使用感が良く、フィルムをしばらく使うつもりだったので、結局無駄を覚悟で購入を決めました。ZF2が発売された直後で、ZFの方を幾分安く手にいれる事が出来ました。(それでもNikon F1.4 50mmG より高価)
使って楽しいレンズで、頑丈な感じも頼もしいレンズで頻繁に使っております。かなり絞って使う事が多く他のユーザーの方々とは多少使い方が異なりますが、私なりの評価を以下述べさせて頂きます。
長所
1、優れた分解能。主にフィルムで使用しておりますが、本レンズで撮影したフィルムは、独特の高解像感が有ります(主にポートラ160使用)。顕微鏡を使った拡大スキャンの結果だと、f4あたりで 恐らく35mmフルサイズ4千万画素相当になりそうです。Nikon のF1.4D 50mm が幾分甘いのとかなり違います。
2、Distagon 28mm 同様、高彩度で 程よく派手な「写り」をします。
3、ファインダーからの視認性の良さ。ピントの山が掴み易い。
4、近接撮影性能が良好で、準マクロレンズとしても使える。個人的には大変便利。
5、 絞り値の刻みが細かく微調整し易い。
6、頑丈で高級感のある作り。
短所
1、デジタル一眼では本レンズの真価が出ないように思われる点。少し絞れば全く問題無いものの、フィルムにくらべ、大味で周辺解像感の低下 滲みが幾らか出る感じ。(フルサイズのデジタルでは使用していません)、ケバイ写りの苦手な方は、ニコンならF1.8Dの方がデジタルでの使用感は良いかも。
2、重い
3、絞り開放〜f2.8あたりは少し甘い。(必ずしも短所とは言えないが)
4、コストパフォーマスならf1.8クラスのものに及ばない。ただこれだけの分解能を持つレンズは他にはマクロレンズぐらいしかない。
コストパフォーマンスはそれほど良くないかも知れませんが、フィルムを使う人にはお勧めのレンズです。本レビューはあくまでもフィルム撮影を継続している事が前提ですので、その辺はご理解願います。またボケ味等は趣味や撮影スタイルによって評価が異なる上、画像センサーサイズ、にも依存しているので、レビューから割愛させていただきました。またデジタルはAPS-Cサイズでのみの使用のうえ(D80)、カメラ側の設定やソフト的な画質補正でも画質が異なり、画像センサーの解像度もレンズ性能を下まわっている状態なので評価が難しく、D800等新型の高画素デジタル一眼を用いた新設計の純正レンズとの比較は他の方のレビューに期待したい所です。