このレンズの購入にあたってマニュアルフォーカスである点は、それほど気にはなりませんでしたが、キャノンのEFマウントは完全電子化されているため電磁駆動絞りなどの機能はどうなんだろうと気になっていましたが、流通在庫がそれほど潤沢でないこのレンズは購入時期を逃すと納期未定となってしまうようなので、とりあえず見切り発車で購入しました。
購入後、取扱説明書を確認したところ、ZEレンズはEOSの主なモード(シャッター優先、絞り優先、プログラム、マニュアル露出)すべてに対応すると記載がありました。(AFレンズのみで使用できるEOS特定モデルの特別モードには対応しない。)
絞り優先で使用する際は純正レンズ同様、カメラ本体のメイン電子ダイヤルで絞りの設定ができますので特に気にする必要はありません。その他のモードでも純正レンズ同様、電磁駆動絞りが有効です。
また、カメラ本体のピント合わせの視覚および音での確認機能(フォーカスエイド)に対応しているので、ピントを素早く合わせたい時にこの機能は便利です。
これはシャッターを半押し状態でピントリングを操作し、合像したところでAFフレームが赤く光る(音が出る)機能ですが、環境によってはあてにならない場合もあるようです。
Carl Zeiss T*は、コンタックスやヤシカのマウントでしか使用できなかったレンズで、ずっとほしいと思っていましたが、キャノンのカメラで変換アダプタを介せずこんなにお手軽に使用できるのはそれだけで感激です。
肝心の画ですが、二線ボケが…とか、F値開放でフォーカスが甘いとか、辛口コメントもありますが、そこら辺を抑え込みつつ味として生かすのがこのレンズの醍醐味ではないでしょうか。
フードを含むすべてが金属で構成されたボディはとてもしっかりしていて、重量感、質感はこの価格からするとコストパフォーマンスも高いと思います。
仮に使用頻度が低くなっても、手放さないで持っておきたい一生物の大人のレンズといったところでしょうか。