空冷CPUクーラー並の扱いやすさの水冷キットです。取り付けも簡単、費用対効果は高いと思います。静音より冷却重視で組んだので、12cmファンx4のPCはそれなりの音がしますが、空冷のみの冷却時より遥かに静か。高負荷時のCPU温度も10度近く低下しました。OEM元はAsetekで、DELLのAlienwareなどにも採用されています。
メーカー推奨の取り付け方法は「リアファンから吸気>ラジエター>ケース内排気」ですが、通常のケースだと、ケースフロントファンやサイドファンで排気という、微妙なエアフローになります。電源ユニットは排気なので、場合によってはケース内温度が問題に。特に、フロントファンを利用してHDDを冷却している方は要注意です。あくまで簡易水冷キットなので、十分なケース内エアフローを確保しないと、効果半減な所も注意。
このため、自分の環境では
フロントファン吸気(Omega Typhoon標準1600rpm)
天板ファン排気(Omega Typhoon静音1300rpm)
リアファン1排気(Omega Typhoon高速2000rpm)=ラジエター=リアファン2排気(Omega Typhoon標準1600rpm)でサンドイッチ
これで運用しています。エアフローも通常どおりで、CPUソケット周りの冷却も考慮してあります。
ケース内温度上昇もごく普通の範囲。上記のAlienwareシリーズも排気仕様になっています。
ラジエターをファンで挟む場合、片方を4ピンPWM対応の可変速ファンにしてCPUファン扱いにすると、BIOS制御で低負荷時は静音、高負荷時は冷却重視といった事も。
参考
CPU i7 930@3.15 HT&ターボブーストON
M/B P6T
室温20度
CPUアイドル時=平均35度(Core Temp計測)
prime95を30分=平均70度弱で飽和(同上)
※取り付け時の注意点
バックプレートの両面テープはマザーボード側は剥がしてはいけません。他のクーラーが取り付けられなくなります。
ホースは固めですが、少し暖めればすんなり曲がります。急角度で曲がるような設置になっても性能上に問題は見られませんでした。
ラジエターをファンでサンドイッチするのに必要なネジはユニファイ規格(インチネジ)のNo6、32山。純正と同じ長さ(30mm)のネジが入手できない場合は、リブなしファンであれば短いネジを隙間から入れて、細いドライバーで慎重に締めればOKです。その場合の長さは8〜10mmを推奨。10mmだとファンやラジエターの個体差でラジエターフィンに干渉する場合があります。ラジエターチューブやコアへの接触は無いので、性能に影響はありません。もし、細いドライバーでネジを締めるのがキツい場合は、ファンを取り付ける前に、ラジエターにネジを適切なサイズのドライバーで締めこんでおいて、穴を広げておけばすんなり行きます。
サンドイッチするファンの回転数(風量)は空気を押し込む側を高回転、大風量にすると効果的です。隙間があると風圧が逃げるので、ぴったりと塞ぐと、なお良し。
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