身も蓋もない言い方をすれば、売れるか売れないか、予算がつくかつかないかがコンテンツの優劣を決している。
市場主義の透徹した世の中だから、文化的価値なんてなかなか言っていられないのは、しょうがないことだ。
そのことを重々わかっていて求められる結果を出しつつも、でもそれだけじゃなくて未来を構想してやろうというギャンブラたちが本書のインタビュイたちである。
コンテンツは確かに商品だけど感動を扱うものでもあり、どれがあたるかは不確定。
そんなヒリヒリした感じと、コンテンツに向き合う真摯さが伝わってくるからこそ、各人の言葉に説得力があり、魅力となっている。
コンテンツビジネスは問題が山積だけど、解決の糸口は示されている。
私たちは製作の現場にすぐさま立てるのだし、コンテンツを消費するだけじゃなく、コンテンツの作り手の心意気も込みで消費することで、ちょっとした支持を表明できる。
何ができないか、ではなくて何ができそうか、を示してくれる良書。