鈴木亜美のニュー・アルバムは実に多彩なミュ−ジシャン達とのコラボレーションが魅力の好盤。
皆それぞれ自らの持ち味を思う存分鈴木にぶっつけてきているのが嬉しい。
カジヒデキと組んだ『青空とWater』はチープな電子音も心地よいギター・ポップ。
流石のメロディーとカジ・ワールド爆発の歌詞,とびきりフレッシュな演奏に心が踊る。
鈴木のヴォーカルとの相性の良さは本アルバム中1番かも。
ダビーなニュー・ウェーヴ・ファンク『O.K. Funky God』はバッファロー・ドーターとのコラボ曲。
彼らが昔吉川ひなののRemixで好き放題やっていたのを思い出すが、この曲も全く遠慮無し。
バッファローの面々+芳垣安洋が産み出すクールなグルーヴと鈴木の淡々とした歌唱が混ざり合い何とも快感。
キリンジとの『それもきっとしあわせ』は只管に胸を打つ珠玉のバラード。
歌手・鈴木亜美自身が心情を吐露しているかのような堀込高樹の詞がとても素晴らしい。
堀込兄弟+沖山優二+楠均による温もりのある演奏も絶品。
上記3曲が特にオススメだが,ノリノリのヤサグレ歌唱で迫るスク−ビ−・ドゥ作のファンク・チューン
『Dancin' Little Woman』、鈴木の語尾を放り投げるような歌唱法がサビで冴え渡るTHC!!とのコラボ作
『Peace お届け!!』、ノーザン・ブライトの繊細なギターサウンドが切ない『EVERYTHING TO me』、
つじあやの印のほんわかウクレレ・ポップ『愛してる きっと』、元オリジナル・ラヴであるキハラ龍太郎
アレンジの洒落たAOR『ハレもよう。』等も聴き応え充分。因みに、いかにもavex然とした曲もいくつか
収録されているのだが、それらはどうも浮いているように聴こえてしまった。
参加ミュージシャンの人選の妙に惹かれ、初めて鈴木亜美のCDを手に取った私としては、またこのような
ワクワクするコラボレーションを聴かせてくれる事を切に願う。