内容説明
居心地がよい、気持ちがよい、落ち着く、美しいと感じる。
ひとの心は空間によって、大きく作用されます。
そこに重要な意味をもっているのが、
部屋の大きさと天井の高さの関係、開口部の位置やかたち、
さらには柱や梁の太さ、建具や造作材の各部材の比率といった
「プロポーション」ではないでしょうか。
今回の特集は「住宅のプロポーション」です。
巻頭では、柿沼守利さん設計の住宅を4軒ご紹介。
このうち3軒は竣工後、10数年以上を経ている家です。
ときを超えて、いえ、ときを経るごとに美しさと風格を増す家の
プロポーションや素材の表情には、ため息が出るほどです。
一方、「サンゲンカクの家」では、徳島を拠点として活躍する
UN建築研究所の住宅を、その考え方と共にご紹介。
三間の正方形のひろまに部品をつけてゆく、そのさまざまな展開の仕方が新鮮です。
珠玉の住宅作品を生み出してきた故吉村順三氏が設計した家の居心地のよさを、
若い設計者が解き明かすページ、あらゆる建築を「測る」建築家、遠藤勝勧さんへの
インタビューも示唆に富んでいます。
第二特集は、「ウィンドウトリートメントの手法や、
カーテンやシェード、スクリーンやブラインドの新製品をご紹介します。
従来とは違う新鮮さを感じていただけると思います。
さらに、巻末付録には「バス&パウダールーム」の選りすぐりの新製品を
豊富に集めました。
今号も、住宅設計にすぐに、またはいつか役立つ情報を満載してお届けします。
この雑誌について
「心地いい空間」を創るためには、空間の骨格となる「建築」、内部をしつらえる「インテリア」、家具やさまざまなモノを造形する「デザイン」を知っていなければ、なりません。その3つの分野が融合した情報は、ますます必要とされてきます。また、伝統といま、そして未来という時間をつなぐ視点も求められています。これらの分野の過去と現在を見渡し、情報をつむぎ合わせて紹介します。