堂本光一のソロワークをご存じない方も多いと思う。
私はそれが残念でならない。彼のソロ作品の評価は実はとにかく高い。
彼のライブは「ファンでなくても、曲を聞いたことがなくても楽しめる」ということに徹底した、エンターテイメントの極みのようなもの。
これは本当に「言うは易く行うは難い」のだ。
想像して欲しい。全く興味なく尚且つ曲も知らない、周りはその人のファンだらけのコンサートに行ってそれでも楽しめるって凄いことじゃないだろうか?
もう一つ残念なのは、実は彼が稀有なプロデューサーであり、優れたリーダーなのだということを知っている人が少ないということだ。
彼と仕事をする人は皆口を揃えて「彼が一番大変なのに自分が大変だなんて言えない」と言う。
しかし、彼の仕事場の雰囲気はどれだけ大変でも彼の人格のように和やかだ。
そしてその大変さを彼のステージから感じることは微塵もない。
パワフルで華やかで優美。色とりどりのまさに夢のようなステージ。曲によってがらりと変わる世界観。それを支える歌、高いダンス技術、演出、そして優秀なスタッフが手掛けたセット。客席のペンライトさえ照明演出に取り込む彼のステージの素晴らしさは一度観てもらえば絶対に分かる。
私は彼のサポートメンバーについてくれた後輩がこのDVDに収録されたオーラスの後に語ってくれたことが今でも忘れられない。
「ライブツアーの最後に泣いているダンサーさんを初めて見ました」と。
私もあの空間を共有した一人だ。それだけ感動的な空間だった。一生忘れられないライブだった。
このDVDはこだわりの本人編集によりそのライブの熱まで余すことなく表現してくれている。
彼だけでなく出演者全て、それを支えるスタッフ全ての輝きが伝わる凄さ。
コンサートという言葉で一括りにはできない、誰にも似ていない素晴らしいステージ。
ファンしか知らないのは余りにももったいない作品だ。買って損はない!