COMは、1967年1月創刊(発売は1966年11月)です。元々は会員向けに刊行されていた鉄腕アトムクラブという会誌が、虫プロの内部事情(鉄腕アトムのTV終了による版権収入の落ち込みを補う為)で格上げ、リニューアルされたものです。
当時、私は高二で、数年前に創刊されたガロをカムイ伝を読む為購読していて、COMはたまたま購入するか、時々立ち読みする程度で熱心な読者ではありませんでした。又、時期は少しずれると思いますが、赤塚さんも雑誌を創刊されたように記憶しています。
巻頭、元編集者の石井さんの言葉があり、手塚さんの火の鳥 第八部 望郷篇1が再録されています。なお、この作品は、長らく幻でしたが、今回復刊ドットコム版の火の鳥に収録される予定になっています。そして、石森さんのジュン(当時手塚さんが批判されていましたね)、次いで永島さんの青春残酷物語4、COM3大作家の揃い踏みです。そして、矢代さん、樹村さん、もとやまさん、芥さんのコミックエッセイです。私は、個人的見解ですが、芥さんの作品が非常に心に残りました。青春時代にこういった事はよく有るんですが・・やはり若かったんですかね!!そして、編集者の回想録、COM関係者の座談会と続き、最後にCOMまんが家が全員紹介されています。ほうこんな人もという感じで、手塚さんの交友関係の広さがよく解ります。
手塚さんの事情(虫プロの経営状態)で編集方針が、右往左往し、全59号で休刊しましたが、新人投稿欄を作り、多数の新人作家を育てています。諸星さん、青柳さん、宮谷さん・・・(名前を挙げなかった人御免なさい)、これはCOMの大きな功績でしょう!!手塚さんを筆頭に石ノ森さん、青柳さん、永島さん、村野さん、片倉さん等関係者は続々と物故されています。休刊から40年、COMの果たし功罪を検証する最後の機会かもしれません!!