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17 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
少しマニア向けですが、当時購読していた人にはバイブルでしょう!,
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レビュー対象商品: COM 40年目の終刊号 (コミック)
COMは、1967年1月創刊(発売は1966年11月)です。元々は会員向けに刊行されていた鉄腕アトムクラブという会誌が、虫プロの内部事情(鉄腕アトムのTV終了による版権収入の落ち込みを補う為)で格上げ、リニューアルされたものです。当時、私は高二で、数年前に創刊されたガロをカムイ伝を読む為購読していて、COMはたまたま購入するか、時々立ち読みする程度で熱心な読者ではありませんでした。又、時期は少しずれると思いますが、赤塚さんも雑誌を創刊されたように記憶しています。 巻頭、元編集者の石井さんの言葉があり、手塚さんの火の鳥 第八部 望郷篇1が再録されています。なお、この作品は、長らく幻でしたが、今回復刊ドットコム版の火の鳥に収録される予定になっています。そして、石森さんのジュン(当時手塚さんが批判されていましたね)、次いで永島さんの青春残酷物語4、COM3大作家の揃い踏みです。そして、矢代さん、樹村さん、もとやまさん、芥さんのコミックエッセイです。私は、個人的見解ですが、芥さんの作品が非常に心に残りました。青春時代にこういった事はよく有るんですが・・やはり若かったんですかね!!そして、編集者の回想録、COM関係者の座談会と続き、最後にCOMまんが家が全員紹介されています。ほうこんな人もという感じで、手塚さんの交友関係の広さがよく解ります。 手塚さんの事情(虫プロの経営状態)で編集方針が、右往左往し、全59号で休刊しましたが、新人投稿欄を作り、多数の新人作家を育てています。諸星さん、青柳さん、宮谷さん・・・(名前を挙げなかった人御免なさい)、これはCOMの大きな功績でしょう!!手塚さんを筆頭に石ノ森さん、青柳さん、永島さん、村野さん、片倉さん等関係者は続々と物故されています。休刊から40年、COMの果たし功罪を検証する最後の機会かもしれません!!
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
昇天の儀式,
By 最中 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: COM 40年目の終刊号 (コミック)
伝説のマンガ雑誌「COM」の“40年目の終刊号”が出た。これは“夢よもう一度”でも“あの時代は良かった”でもなく、関係者によるケジメ本である。 言い換えれば、成仏できずに彷徨っていた巨大な魂に対する“昇天の儀式”である。 多くの人が現役引退or亡くなってしまったとは言え、まだ、COMに“直接関わった”人々が生き残っているうちに“COMとは何だったのか”“当時、雑誌の内外で何が起きていたのか”を、伝説や亡霊ではなく、歴史上の事実として残さなければならない。 その一念が、この終刊号を作らせたのである。 したがって本誌のメインは「関係者の証言」と「データベース」であり(前半には当時のマンガ作品が再録されてはいるものの)後半部はそのために十分なページ数が割かれている。 関係者の熱意と尽力に、ただただ感謝である。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
良い時代を振り返り、前に進むために,
By mutantmogura (横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: COM 40年目の終刊号 (コミック)
COMの全盛期、私は中学生だった。そして、まさにマンガ家志望だった。 それが、「ぐらこん」を読んで挫折した。 それが私の人生で良かったのかどうかは分からない。 しかし、間違いなくひとつの分岐点となったのがCOM本誌だったのだ。 その、40年目の最終号は、データ、インタビュー、そして討論会禄がメインである。 そして、多くの作家たちの訃報を含めた消息を見て、あらためて時の重さを痛感した。 40年といえば、半世紀に近い。 手塚が物故してからも、もう20年以上が経つ。 関係者諸氏の、何らかの形で決着をつけておかなくては、という思いは、非常に良く伝わってくる。 少し前に、探偵小説専門誌「幻影城」が同様のことをした。 そして、決着がついたことを安堵したように、何人もの関係者が逝去した。 本書の価値は、やはり同じ時代を生きた者にしか分からないだろう。 できれば保存版という形で刊行して欲しかったが、オリジナルにできるだけ近いスタイル、というのも意味がある。 COMの時代は良い時代だったのだろうと思う。 そして、その後のマンガ界を含めた諸世界の混沌は、ご存じのとおりだ。 COM、ガロ、だっくす、ごん等、さまざまな消え去ったものには、みなその意味があったことを、あらためて再確認した。
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