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COM 40年目の終刊号
 
 

COM 40年目の終刊号 [コミック]

霜月たかなか
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

手塚治虫、石ノ森章太郎、永島慎二! マンガ草創期にあって、あまたの有名マンガ家の登竜門であったCOM。COMにはどういう意味があったのか。休刊後40年を経て、当時かかわりのあったマンガ家たちにCOMの価値を語ってもらった。

登録情報

  • コミック: 192ページ
  • 出版社: 朝日新聞出版 (2011/9/20)
  • ISBN-10: 4022140747
  • ISBN-13: 978-4022140746
  • 発売日: 2011/9/20
  • 商品の寸法: 25.4 x 18.2 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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By 直いい親父 トップ500レビュアー
Amazonが確認した購入
COMは、1967年1月創刊(発売は1966年11月)です。元々は会員向けに刊行されていた鉄腕アトムクラブという会誌が、虫プロの内部事情(鉄腕アトムのTV終了による版権収入の落ち込みを補う為)で格上げ、リニューアルされたものです。
 当時、私は高二で、数年前に創刊されたガロをカムイ伝を読む為購読していて、COMはたまたま購入するか、時々立ち読みする程度で熱心な読者ではありませんでした。又、時期は少しずれると思いますが、赤塚さんも雑誌を創刊されたように記憶しています。
 巻頭、元編集者の石井さんの言葉があり、手塚さんの火の鳥 第八部 望郷篇1が再録されています。なお、この作品は、長らく幻でしたが、今回復刊ドットコム版の火の鳥に収録される予定になっています。そして、石森さんのジュン(当時手塚さんが批判されていましたね)、次いで永島さんの青春残酷物語4、COM3大作家の揃い踏みです。そして、矢代さん、樹村さん、もとやまさん、芥さんのコミックエッセイです。私は、個人的見解ですが、芥さんの作品が非常に心に残りました。青春時代にこういった事はよく有るんですが・・やはり若かったんですかね!!そして、編集者の回想録、COM関係者の座談会と続き、最後にCOMまんが家が全員紹介されています。ほうこんな人もという感じで、手塚さんの交友関係の広さがよく解ります。
 手塚さんの事情(虫プロの経営状態)で編集方針が、右往左往し、全59号で休刊しましたが、新人投稿欄を作り、多数の新人作家を育てています。諸星さん、青柳さん、宮谷さん・・・(名前を挙げなかった人御免なさい)、これはCOMの大きな功績でしょう!!手塚さんを筆頭に石ノ森さん、青柳さん、永島さん、村野さん、片倉さん等関係者は続々と物故されています。休刊から40年、COMの果たし功罪を検証する最後の機会かもしれません!!
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
昇天の儀式 2011/10/20
By 最中
伝説のマンガ雑誌「COM」の“40年目の終刊号”が出た。

これは“夢よもう一度”でも“あの時代は良かった”でもなく、関係者によるケジメ本である。
言い換えれば、成仏できずに彷徨っていた巨大な魂に対する“昇天の儀式”である。

多くの人が現役引退or亡くなってしまったとは言え、まだ、COMに“直接関わった”人々が生き残っているうちに“COMとは何だったのか”“当時、雑誌の内外で何が起きていたのか”を、伝説や亡霊ではなく、歴史上の事実として残さなければならない。

その一念が、この終刊号を作らせたのである。

したがって本誌のメインは「関係者の証言」と「データベース」であり(前半には当時のマンガ作品が再録されてはいるものの)後半部はそのために十分なページ数が割かれている。

関係者の熱意と尽力に、ただただ感謝である。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mutantmogura トップ1000レビュアー
Amazonが確認した購入
COMの全盛期、私は中学生だった。
そして、まさにマンガ家志望だった。
それが、「ぐらこん」を読んで挫折した。
それが私の人生で良かったのかどうかは分からない。
しかし、間違いなくひとつの分岐点となったのがCOM本誌だったのだ。
その、40年目の最終号は、データ、インタビュー、そして討論会禄がメインである。
そして、多くの作家たちの訃報を含めた消息を見て、あらためて時の重さを痛感した。

40年といえば、半世紀に近い。
手塚が物故してからも、もう20年以上が経つ。
関係者諸氏の、何らかの形で決着をつけておかなくては、という思いは、非常に良く伝わってくる。
少し前に、探偵小説専門誌「幻影城」が同様のことをした。
そして、決着がついたことを安堵したように、何人もの関係者が逝去した。

本書の価値は、やはり同じ時代を生きた者にしか分からないだろう。
できれば保存版という形で刊行して欲しかったが、オリジナルにできるだけ近いスタイル、というのも意味がある。
COMの時代は良い時代だったのだろうと思う。
そして、その後のマンガ界を含めた諸世界の混沌は、ご存じのとおりだ。
COM、ガロ、だっくす、ごん等、さまざまな消え去ったものには、みなその意味があったことを、あらためて再確認した。
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