春先に出たワンピース画集第4弾「
COLORWALK 4 EAGLE ONEPIECEイラスト集 (愛蔵版コミックス)」で尾田先生の
イラストの美しさに魅せられ、続く本画集も楽しみに待っていました。相変わらず1枚1枚から素敵なエピソードが作れ
そうな楽しく鮮やかな画集であり、購入以来頻繁に眺めています。
本画集の楽しみの一つとして、イラストの間に挟みこまれる尾田先生のコメントがありますが、今回特に印象的だった
のが、最終頁に寄せられた尾田先生の原色への拘りに関するメッセージ。昔は複雑で渋い色彩が好みだったという尾
田先生。現在の原色で統一された鮮やかなイラストが様々な試行錯誤の末に辿り着いた一つの形であることが窺える
貴重な言葉が並んでいます。
ルフィ達の純粋な目で見る広い世界を濁さない様原色への拘りを以って描かれた作品だからこそ、尾田先生のイラスト
が美しく強い吸引力を持つのだということが分かりました。
絵を描く人にとってアートと娯楽との間の葛藤は誰しも抱える悩みでしょうが、尾田先生もその一人であり、あくまでジャ
ンプ読者が心躍り楽しめる娯楽作品としてのイラストを提供したいという想いが、各作品に込められているのだというこ
とを理解した上でこの本や過去のイラスト集を眺め返すと、また違った楽しみが生まれてくると思います。
私的には、麦わら海賊団男性陣がスーツ姿で決めポーズをとる中、ロビンがある悪戯をするイラストが好き。作品に寄
せられた尾田先生の「欠点のない人間なんてつまらないからです」のユーモアあるコメントも良い味です。
深い原色への拘りから産まれた最新のワンピース画集。皆さん各々お気に入りの一枚を是非見つけて下さい。