UKの音楽レーベルWARPの映像部門がコンパイルした16本の短編フィルム。
アメリカ編とヨーロッパ編がリリースされていて、こちらはアメリカの無名有名を問わず、時代も超えて集められた注目の監督たちのショートフィルムです。
短編というのは文学にしても映画にしても作家のセンスがはっきりくっきりと出るものですが、ここに集められた短編はいずれもアーティスティックでエキサイティング。映画としてよりもひとつの映像作品として、視覚や聴覚や脳を刺激するものばかりです。
とくに面白かったのはバロウズのナレーションで2つの哲学的命題をシニカルに描いたガス・ヴァン・サント、人の心に潜む先入観と偏見をさりげなく浮き彫りにしたアダム・デヴィッドソン、ユーモラスにぴりりと毒が効いたサイレントムーヴィーのアレクサンダー・ペイン。
その他にもビッグネームのティム・バートンやジョージ・ルーカス、アンディ・ウォホール、イラストレーターとしても売れっ子のマイク・マイルスなど見所満載でした。
短編フィルム、それも無名な監督の作品になると何かのフェスティバルや特別な機会がないとなかなか見れないものなので、こうしてコンパイルされてDVDになるのは大歓迎です。
映画という視点からではなく、映像というもっと広い範囲からセレクションされたところはさすがにクリス・カニンガムなどを送り出した先鋭的レーベルのWARPだけありますね。
ヨーロッパ編のほうもおすすめです。