CFOのために必要な知識や考え方の概要を記した書籍。財務マネジメント(財務会計、予算、IR)、経営マネジメント(内部統制、人件費戦略、税務戦略)、企業価値マネジメント(M&A)等の各種マネジメント手法が丁寧に記載されており、CFOになりきれない経理部長や財務部長(業績が上げれば株価が上げると思っている方たち)や現場の管理職(売上と利益しか頭になく、管理部門を軽視している方や会社は従業員のものだと思っている方たち)にとっては、いい「入門書」ではないでしょうか。財務会計やバリュエーションの箇所は専門書に比べ非常に分かりやすいと思います。しかし、オペレーション担当者にとっては知っていることばかりで、特に目新しい情報はありません。日本の経営者はいわゆる「現場上がり」が多く、「営業」は抜群ですが、「経営」を知らない人が多いと言われていますが、本書はそのような「えらい人たち」をターゲットにしているのではないでしょうか。なお、共著につき記述に統一性がないこと、価格が高いこと(それゆえ、今後改訂が期待できそうにないこと)、工夫が足りない書名(?)等の気になります。