全体の構成は、はじめにアルファベットを覚えて、
次に挨拶や相づち等の、よく使う慣用表現をまるごと覚え、
発音に慣れた上で、文法の解説、といった感じです。
ロシア語の基本的なことが網羅されていて、
焦らず1課を1週間かけて勉強するペースで
約1年ぐらいかかりましたが(全部で47課あります)
NHKのラジオ講座をやったと思えば、丁度良いペースだったと思います。
(英語で言えば、中学校の3年間をかけて覚える程度かそれ以上のことが網羅されています)
最初の慣用表現の数がけっこうあり、
覚えるのが少し大変でしたが、これを覚えただけでも
ロシア人の友人と簡単なやり取りが出来ました。
友人が言うには、ちょっと丁寧すぎたり、
ソ連時代の表現も少しあったが、間違いではないし
日常語に崩すのは簡単だから、初心者にとってはちょっと堅いぐらいが
良い事かも知れない、とのことでした。
文法の解説はあまり理屈っぽくなく
最初に要点をしぼって数行でまとまった解説があり、
その後に例文を見ながら、じっさい文法がどう働いているのか見る、
という感じで、いっかい読んだ後に、例文を自分で覚えて行くように
すれば、苦無く理解することが出来ました。
英文法の知識があれば、それと対比してより理解しやすいと思います。
(日本語よりは圧倒的に近いので)
何かに意見するとか、突っ込んだ内容について話すという
ことはまだ出来ませんが、簡単な日記程度のことなら
書いたり話したり出来るようになりました。
あと、英語と違ってロシア語は、意外にもリスニングが簡単と思いました。
英語では、中学校レベルを身につけただけではネイティブの会話の
聞き取りはほぼ無理ですが、私はこの本をやって基本的な事を覚えた
だけで、ロシア人の友人が電話してる時に盗み聞きが少し出来た(笑)
(英語の勉強で培われたリスニング力が役に立った可能性もあるが)
恐らく、スラングが少なかったり、話すのがロシア人の方が遅いのだろう
と思います。(英語はスラングや色んな言い回しが多すぎる..)
ロシア語は語句の変化が非常に多く、習得するのに難易度の高い言語と
言われていますが、(ある程度の英語力と)この本のお陰で、
とりあえず基礎の段階では壁にぶちあたる事なく勉強できました。
タイトル通り「はじめての」人におすすめです!
ただ、紙面のレイアウトがあまり良くなかったので(値段が安いので仕方ないですが)
星マイナス1としました。表紙は微妙ですが、中のイラストが可愛いのは◎