著者は意図していないと思いますが、
著者がTOEIC満点ホルダーということと、
気軽な感じで英語学習が出きるということで、
安易な英語学習者は耳で聞いていれば英語ができるようになると思ってしまうかもしれません。
しかし著者がこの方法を始めたときには、すでに著者には
英語講師としてのけっこうな英語の下地(単語や文法や基本例文)があったように思われます。
また著者が耳読書を始めてからも、英語講師として日々過ごしてきたのでしょうから、文法や単語や基本例文などに、「仕事として」日々常々接している立場だったのだと思います。
なので必然的に、日々、単語や文法などの復習ができる環境であって、その英語講師の仕事の合間に気軽な気分で耳読書をしていたのだと思います。
つまり著者には耳読書だけという環境はあり得なかったわけです。
なので英語講師でない一般人が、英語訓練の大半を耳読書にあてても、なかなか実力アップはできないと思います。
単語や文法などを意識しないでも使えるくらいに馴染む訓練の時間も"自分で"意識的に割り当てないといけないでしょう。
耳読書というのは気軽にできてしまうので、耳読書をしているから、と自分に言い訳をしながら、単語の学習やディクテーションなど面倒なことをさぼる人(英語が苦手な人に多い)も少なくないものと思われます。
本書は、耳読書だけで、とは謳っていませんので、本書を読むときは、気軽にできる耳読書以外の部分をいかに自分に課すことができるかが鍵だとおもいます。
耳読書は、
・初級者が英語の音やリズムになれるため
(なので初級者が耳読書「だけ」やっていてもいつまでも英語はできない)、
もしくは
・中級者(TOEIC700 - )が英語の総合力を身につけるための手段の一つ
(しかし確かに安価で効果的である)
というふうに見ておかなければいけないように思えます。