アコースティックギターの名手、岡崎倫典によるCD付アレンジ譜、フィンガーシリーズの第3弾です。岡崎氏のアレンジは低音弦の使い方と多用されるスラー、シンコペーションに特徴があるように思う。シンプルにみえるアレンジでも、どれも実際に弾きこなすのはかなり難しい。エマノンさん指摘のチェンジザワールドは、すごくかっこよいアレンジだが、やっぱりとっても難しい。この編曲はアコースティックギターマガジン23号の特集で4人の名手の饗宴としてアレンジされたもので、特に力が入っている。
この曲集のなかで、私のおすすめ、一押しは、美空ひばりの名曲「川の流れのように」。いくつかみたこの曲のアレンジのなかでもこの岡崎編曲が抜群。アコギ(スチール弦)なのに、日本人の心に響くギターの音色。もちろんクラシックギターで爪弾くのもいい。CDとタブ譜を頼りにすると案外弾きやすく、その意味でもうまくできたアレンジだと思う。ちなみに、氏のアレンジはJポップがいい。島唄、贈る言葉、ピンクレディのUFOもぜひCDで聴いて、ギターを手にとってチャレンジしてほしい(正直まだまだ弾けません。でもCD聴くだけでもお買い得)。