「ピアノの名器と名曲」というタイトルですが、名器についての記述は全体の3章立てのうちのさらにその半分程度です。更にピアノの構造や歴史などの基礎知識で全体の半分、残り半分が名曲及び名ピアニストの紹介といった構成です。
名曲解説の中にも、キーワードとして様々な用語や歴史、奏法、エピソードの解説がコラムとして挿入されています。文章も分かりやすくコンパクトにまとめられていて、マニアックなネタがある訳ではありませんが、漠然と「ピアノ」について興味を持ったとき、歴史から作曲家(曲)、演奏家と縦断的に知識を得るのに最適な本になっています。