本書は、日本映画のサムライたちをテーマとし、現在〈いま〉や若手注目株No.1である小栗旬を筆頭に稀代のカリスマ・
萩原健一、日本映画界の重鎮・
松方弘樹、Vシネマの帝王・
竹内力、日本映画界に欠かす事のできない名脇役・
寺島進、
遠藤憲一といった日本映画を支える俳優〈おとこ〉たちが目白押しの渋いラインナップで送る渾身のインタビュー集である。
他にも映画『
笑う警官』(09.11.14公開)で12年ぶりに監督を手掛けた映画界の風雲児・
角川春樹、映画『
劔岳 点の記』(09.6.20公開)で初監督作品となった日本を代表する名キャメラマン・
木村大作、1960年代末から80年代初頭まで東映プログラムピクチュアのラインナップを支え続け、現在では国内外問わずカルト的人気を誇る映画監督・鈴木則文など貴重なインタビューが満載である。
個人的には、9月12日に公開された映画『
TAJOMARU』(監督:中野裕之、主演:小栗旬)で足利義政役で見事銀幕復活を果たした稀代のカリスマ俳優であるショーケンこと萩原健一氏の復活インタビューは嬉しい。今回の作品に対する役作りの意気込みや過去の作品に対する思いからショーケンがいかにいつの時代においても“作品”“役”、そして“現場”にこだわり続けているのかがよくわかった。
他にもVシネマの帝王・竹内力氏がVシネマの金字塔シリーズ『難波金融伝 ミナミの帝王』を完結させ、次に新たなステージとしてこれからの展望について熱く語ったり、同じく遠藤憲一、寺島進両氏も芝居について熱く語っている事が興味深い。
最後に今年で俳優生活50周年を迎える松方弘樹氏のインタビューで常に最前線に活躍し続けた氏の含蓄ある俳優人生論は大変よかった。