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ジャケットの物語の雰囲気に扮した格好をしているTMのメンバー絵からして風変わりな印象を受ける。そう、このアルバムは木根の物語に関連した繋がりを持たせた曲で構成されており、TMの新しい方向性を試した作品だ。しかしそのような制約にも関わらず素晴らしい曲ばかりの構成になっている。
TMサウンド特有のリズム溢れる曲「闇のラビリンス」や「come on everybody」のような曲もあれば、お馴染み「seven days war」や「winte comes around」のようにしっとり聞かせる曲もある。私が最も気に入っているのは「carol2」だ。イントロのピアノからとても繊細で美しいメロディーが連なる。別にサビが特段盛り上がる曲と言う訳ではないが、メロディーがとても美しいのが90年代ではなく80年代の小室サウンドを好む私の象徴的理由なのかもしれない。
小室サウンドの系譜いや邦楽サウンドの系譜を知るためには聴かなくてはなら無い。それ程重要であり、それに値するアルバムだ。
いづれにしてもアルバムというのはいかに惚れこんだ歌手であっても、嫌いな曲というのは幾つかあるものだが、このアルバムの曲は殆どCDトラックをスキップしたくなるようなクォリティーの低い曲が存在しない、正に「名盤」なのである。
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