本書は「CANを動かしたい」という人向けであり、「CANプロトコルを理解したい」という人には不向き。言い換えると「細かい内容はとりあえず置いておいて、まず動かしたい」という人を対象としています。
中身はマイコンのデータシート説明に相当する部分も多く、レジスタレベルで「どこをどう設定すると、こう動く」という点で言えば分かりやすいです。しかし、「プロトコル上、どう動かす必要があるか」「なぜそう設定するか」という点を理解しようとしたり、取り上げられていないマイコンに実装しようとする場合には解説が不足しています。
私はリンク層よりもっと上位層、アプリケーション層までの内容を期待して購入したのですが、その点では期待外れでした。