本書は以下のような構成になっている。
言語リファレンスでは、C#の言語仕様がひととおり簡潔に解説されている。ポイントとなる部分は補足事項として解説されており、決して情報に不足はない。また、C++やJavaの基礎知識があれば十分理解できる内容である。そのほか、.NET Frameworkは、基本オブジェクト、コレクション、ストリーム、ネットワーク、スレッド、さらに高度なリフレクションや、COMとの相互運用などの技術概要、サンプルプログラムなどが解説されている。
本書は、C#や.NET Frameworkを短時間で学ぶだけでなく、別の利用法として、本書で調べたいキーワードを探し、MSDN等の外部リソースで調べるためのポインタにすることもできる。機能別に、どこの名前空間を調べたらいいのかという一覧や、名前空間とdllの対応表が記述されているなど外部リソースをうまく生かせるように編集されている。情報の海に飲まれがちな.NETの世界のなかで、灯台のような役割をする本といえる。(川藤一真)
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