世の中に画像処理に関する書籍は非常に多く存在します。ですが、99%の書籍は、殆ど役立たないのです。本書も、その例外に漏れないのです。つまり、「画像処理の種々の手法に対する考え方」のみが役立つのであって、記述してある所のソースコードの例は、余り役立たないか、或いは、(部分的に)間違っているのです。
例えば、3x3 メディアンフィルタ処理で、被処理画像のエッジ部の処理が除外されている(3x3 の被処理画像の場合に、これで良いか・悪いかを考えれば、すぐに判ります)。
何故、このようになるかと云うと、一般論ですが、著者は、
1)画像処理に関して、深い知識を有しているが、
2)画像処理アルゴリズムを、自分自身の検証プログラム(*1)で検証していない、
からなのです。
(*1):弟子・同僚・等に、(例え、部分的にでも)頼む事は不可! 尚、C言語・等でソースコードを作成し、コンパイルし、検証に使用する事。
この事は、大学教授の論文・等を思い浮かべれば、容易に判ります(つまり、仕事を弟子に任せて、自分は殆ど何もしないにも拘わらず、論文・等には自分の名前を入れると云う日本の悪弊)。
まあ、余り役立たないソースコードの例でも、載っていれば、部分的に役立つ箇所も無きにしも非ずなので、未だ良い方です。最悪は、画像処理の種々の手法のアルゴリズムだけを、知ったかぶりをして記述している画像処理に関する書籍が大多数です(この種の書籍は、単に、教養を深める意味でだけ有用)。
従って、画像処理に関する書籍を選定する時は、
1)著者が、画像処理に関して、深い知識を有しているか、
2)画像処理アルゴリズムを、自分自身の検証プログラム(*1)で検証しているか、
と云う両方の点を満足しているか・否かを正しく評価して、書籍の購入可否を決定しましょう。