ついに再発、サントラ扱いだが実は純粋なオリジナルアルバムもこれでようやく供養。
思えばここまで長かった・・・。
時は1990年代初頭、自慢のティン・マシーンも崩壊、ベストヒット・ツアーも批判のオンパレード、困ったときの映画出演もあまりパッとせず、あの輝かしい過去の栄光はどこへやら。アーティストとしての自信も誇りも著しく萎えていた・・・。「いっそのこと、結婚でもしてみようかな・・」まるで丸の内OLのような気持ちにも実際なっていた(その後、ホントにイマーンと結婚)もはや後がない!暴威株も最安値更新中。キャリアの中で一番世間からの逆風に晒されて、一か八かのヤケクソになって作ってみた。
待てよ、「郊外のブッダ」とかいうオイシイサントラの話は来ていたハズだ。ダメもとで一丁好き放題やってみるか、評判が良くなきゃサントラ扱いで逃げりゃいいんだし。今後ツアーは4年に1回やって、当面の資金運用は債券で賄う、と。さ、さすが、千両役者オレ!
・・・で、これが、なかなかいいのである。暴威本人もどこかのインタビューで半ばジョーク的に「自身のお気に入りアルバム」に挙げていたくらい。70年代半ばを思い起こさせる実験作なんですね、フリージャズの香りまでさせちゃってあんた。このアルバムと同年直前にリリースの「ブラック・タイ、ホワイト・ノイズ」は間の取り方など、実は音楽的に濃厚に繋がってるんですね、ハイ。
ここから暴威第4期黄金期の快進撃が始まったと考えてもらいたい。
そろそろ新作も発表して下さい。
あんたに還暦は似合わないよ。