何とも情けない事に、スコット・ラファロとアート・ペッパーと2人の踊り子ばかり注目され、ペイチに触れられる事はまずない。
それでもって、長らく廃盤だった国内CDには上記4人のおかげで法外なプレミアが付き続けた。馬鹿馬鹿しい限りだ。
【デュークエリントン楽団が優れたアドリブ奏者の集合体】であるのと同様、
このCDでもウェストコーストプレイヤーのアドリブをたっぷり堪能できる。
中でもヴィクター・フェルドマンのヴァイブが上品な風情を醸し出している。
【エリントンとは違い、ホーン奏者のアンサンブルを重視する姿勢】は、
ペイチの、巨匠スタン・ケントンに対する尊敬と愛情の念を感じさせてくれる。
ラファロとペッパーは別にどうってことない。
ホーンズの音圧と互角に張り合うラファロのベースが凄い音なのは確かだけど。
踊り子はともかく、2人目当てにこのCDを購入しようとするなら考えた方がいいぞ。
彼らにはもっともっと優れた演奏が他に幾らでもあるからな。