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Brewster Mccloud [VHS] [Import]
 
 

Brewster Mccloud [VHS] [Import]

Bud Cort, Shelley Duvall, Robert Altman VHS
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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登録情報

  • 出演: Bud Cort, Shelley Duvall, Sally Kellerman, Michael Murphy, William Windom
  • 監督: Robert Altman
  • 脚本: Doran William Cannon
  • 製作者: James Margellos, Lou Adler, Robert Eggenweiler
  • 形式: Color, Import
  • 言語 英語
  • テープ数:: 1
  • 販売元: MGM (Warner)
  • VHS発売日: 1993/12/06
  • 時間: 105 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: 6301966422
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: ビデオ - 19,587位 (ビデオのベストセラーを見る)
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Robert Altman: You've just been nominated for an Oscar (for M*A*S*H) and given the keys to Hollywood--what are you going to do next? Leave it to eternal maverick Altman to turn around and make this wickedly loony, esoteric (and little-seen) comedy, about an odd loner (Bud Cort as the title character) whose dream is to build a pair of wings in his aerie in the Houston Astrodome that can really fly. Altman spoofs both The Wizard of Oz (look for Margaret Hamilton in a cameo) and Bullitt as he fuses a strange serial murder plot to his story of young Brewster and his strange adventures. His cast includes such Altman regulars as John Schuck, Michael Murphy, and Rene Auberjonois, as well as a wild cameo by Stacy Keach. --Marshall Fine

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By hide-bon トップ100レビュアー
形式:VHS
ロバート・アルトマンの初期のカルト作。
アルトマン映画って、そのアンチ・ハリウッド的な作劇ながら、国内では映像ソフト化が進んでおり(この度、晴れて「プレタポルテ」も初DVD化された)、意外と目に触れる事が出来るのだが、今作は、そのフィルモグラフィーの中でもユニークかつ重要な位置づけをされているにも拘わらず、未だにソフト化されていない。
一昨年、70年代アメリカン・ニューシネマ特集として、40年振りにリバイバル上映された際に同時公開された「ハロルド&モード」や、昨年公開の「ナッシュビル」が相次いでDVD化されている今日、国内ソフト化を望む方も多いのではないか。

日本公開名「BIRD★SHT」、即ち、“鳥の糞”(笑)。日本でも一躍脚光を浴びた前作「M★A★S★H」を過分に意識したタイトルなのは容易に察知出来るが、原題は“BREWSTER McCLOUD”。つまり、これは、鳥の如く大空を飛ぼうとする孤独な若者ブルースター君の物語。
どんなお話なのか御存知ない方の為に簡単に紹介する。

テキサスのヒューストン、当時アメリカでも唯一の屋根付き球場として有名だったアストロ・ドームの地階の1室にひっそりと住みついている若者が居た。彼の名はブルースター・マクラウド。彼には秘かな望みがあった。それは、鳥のように大空を飛びたいとの欲望だ。
そんな孤独な彼に影の如く寄り添っている女性(サリー・ケラーマン)。彼の望みを叶えるべく何かと助言や支援を行う彼女だが、彼女の行く処、必ずカラスの羽ばたきがする。
物語はその後、若者の野望の往く手を遮る者たちが次々に殺されていくミステリアスな展開となる、しかも彼らの死体には例外なく鳥の糞がかけられているのだ。
若者をコントロールしていくケラーマンだが、彼には、初めて異性として意識するシェリー・デュバルが現れて、、、。

多彩な登場人物たちが織りなす群集劇にお馴染みの多重会話。ペキンパーみたいなスローモーション映像もある(笑)。
ハードボイルドにポリスアクション、コメディ、更にカ―・アクションまでも軽妙に取り入れたいかにもハリウッド映画的な作劇だが、モチロン、アルトマンゆえにシュールでシニカルな笑いが満載。
調子っ放れした「星条旗よ永遠に」を歌う歌手、まるで「ブリット」のマックイーンみたいにキメまくる刑事(演じるのはマイケル・マーフィだから全然格好良くない)、守銭奴で高圧的な偉人の兄である老人(これまた演じるのがステーシー・キーチ!)、高説を振りかざすうちに自らも次第に鳥のような風貌になってしまう鳥類学者等々、アメリカ的なモノや権威がコケにされる直載的なパロディを楽しみながらも、今作が輝いているのは、やはりラスト・シークエンス。

「どこに向かって飛ぶのか?」の問いに、「ただ遠くに」とだけ答える若者。自由と解放を夢みながらも、ようやく飛翔を果たしたのは、屋根があるアストロ・ドーム。
所詮はカゴの中での脱出。若者に待ち構えていた過酷な現実。結局、閉塞感からは逃れられないニュー・シネマ的なタッチなのだが、アルトマンはそれさえもパロディっぽく、シニカルに対応する。
ラストのカーテン・コールに注目して欲しい。フェリーニの「81/2」から引用したと言われる登場人物が一堂に会するこのシーンでも(そして以来、この方式はアルトマンお約束の幕引きの手法となる)、アルトマンは若者だけは決して生き返らせない。
まるで、死と共に時代の殉教者であるかの如く偶像化される神話性を冷ややかに見つめているように。

アストロ・ドームは出口のないアメリカ国家と隠喩したとの見方があり、それは長年卓見だと思っていたのだが、アルトマン曰く、元々は、NYのケネディ国際空港のTWAのターミナルで撮りたかったらしい(笑)。
ことごとく、アイロニーに溢れた監督である。なんか、鈴木清順みたい。
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By Bo-he-mian トップ500レビュアー
形式:DVD
アルトマンに決定的な影響を与えた映画が2本ある。ひとつはデビッド・リーンの『逢びき』。もうひとつはベルイマンの『仮面 ペルソナ』。前者は、それまで映画が「お楽しみ」でしかなかった若きアルトマンの心を激しく揺さぶった最初の作品だったという。後者は、アルトマン作品中の異色作『イメージズ』や『三人の女』に強い影響を与え、通常は写実的な演出スタイルを主とするアルトマンが、実は幻想的でシュールなスタイルにも傾倒している事に気づかされる。
'80年代、映画制作から一時的に遠ざかっていたアルトマンは、舞台の仕事でもシュールなタッチの作品を手がけているらしい。フェリーニとベルイマンの作品に最も強い影響を受けた、とアルトマンは言っている。

そんなアルトマンの諸作の中で、おそらく最も奇っ怪、珍妙で、まさに「カルト映画」と呼ぶべき作品が本作『BIRD★SHIT』('70)ではないだろうか。

ヒューストンの巨大屋内球場アストロドーム。ここの地下バックヤードに、人知れず暮らす一人の若者がいた。ブリュースター・マクロード(バッド・コート)。彼は、自分の力で鳥のように空を飛ぶことを夢見て、日夜「人工の翼」の設計と筋トレに余念がない。
ブリュースターを支える女性が二人。ひとりは勤め先の店から食料品を運んできてくれる、セックス願望の塊の(でもブリュースターは相手にしていない)キャピキャピ娘・ホープ(ジェニファー・ソルト)、もう一人は、ブリュースターの行くところに必ず影のように付き従い、彼を危機から救う守護天使のような、不思議なルイーズ(サリー・ケラーマン)。
ブリュースターは、ライト兄弟の長兄、120歳のエイブラハム・ライト(ステイシー・キーチ)の運転手をしているが、このじいさんがとんでもない金の亡者。強欲な取り立てに飽き足らず、ブリュースターが金をくすねようとしているのではと勘ぐり、罵声を浴びせる始末。すると、突然・・・BIRD・SHIT(鳥の糞)がエイブラハムの顔に!
翌日、エイブラハムは糞まみれの死体となって発見され、やがて「鳥の糞まみれ連続殺人事件」がヒューストンの街を席巻する。そんな事は露知らず(?)ブリュースターは車(プリマス・ロードランナー、これまた鳥の名前だ!)を盗もうとしたところを、持ち主のスザンヌ(シェリー・デュヴァル)に発見されるが、彼女は面白がってブリュースターに興味を持つ。世俗の色欲と無縁でいるからこそ飛翔は叶う、と唱えるルイーズの言葉とは裏腹に、ブリュースターはスザンヌに初めて女性としての興味を持つようになっていく・・・。

とにかく、登場人物からストーリー、何から何まで「変」である(笑)。
まず、主人公のブリュースターは、オペラ座の怪人の如く、アストロドームに人知れず隠れ住む世捨て人のようなキャラクターである。童顔にメガネという出で立ちで、パンツ一丁になって身体を鍛えようと懸垂をする様は、かなり変。そして、プレイボーイでもイケメンでもないのに、なぜか彼には美女やカワイコちゃん(死語)が3人もつきまとう。どんな風に出会ったのだろう、とか、バックグラウンドのリアリティーは皆無。つまり完全なファンタジー。キャラクターの配置はおとぎ話的なのである。
中でもほとんど意味不明なのが、物語とは全く関係なく唐突に間に割って入ってくる「鳥類学講座」のシーン。この教授を演じるルネ・オーベルジュノアの怪演も面白いが、映画が終盤に向かうにつれ、教授本人が鳥に突然変異(?)していってしまうところがまた意味不明!アルトマンいわく「『M★A★S★H』の拡声器と同じで、映画を引き締めるための句読点がほしかった」とのことで(そんなこと言われたって・・・苦笑)、オリジナルの脚本にはこのシークエンスはなく、アルトマンの思いつきのアイディアで、一日で撮影。セリフもその場で考えたという。

キャラクターの顔ぶれは、まさに「アルトマン組」。いかにもアルトマン好みの「貌」がずらりと並ぶ。本作がデビューになった完全素人モード全開のシェリー・デュヴァル(あの気だるいしゃべり方がたまりません)をはじめ、『M★A★S★H』でセクハラされまくった(現場でアルトマンのムスコまで拝まされた)サリー・ケラーマンが懲りずに出演。しかし本作で彼女が演じるルイーズは、非常に神秘的なキャラクターだ。主人公のピンチの場面に必ずカラスを従えて登場、しかも彼女の背中の肩甲骨の部分には、羽根が生えていたらしき痕が(!)彼女は空から落ちてきた天使なのだろうか。広場の噴水で、裸で水浴びするシーンまであるのだが、あれは「鳥類の水浴」と解釈して良いのだろうか(笑)。
もうひとりのヒロイン、ジェニファー・ソルト演じるホープは、ブリュースターのねぐらにやって来ては、彼のベッドのシーツにくるまって、ハァハァ言いながら「独りプロレスごっこ」を毎回演じる・・・変なコ。
ほかにも、キザな刑事を演じたマイケル・マーフィと生真面目なジョン・シャックの凸凹コンビ、怪優、ステイシー・キーチがまさに「怪演」を見せるライトじいさん(見た目からして変!)の守銭奴ぶり。奇人変人しか出てこない映画である!

アルトマン自身が「大人のためのおとぎ話」と語る本作は、当初はNYを舞台に、ラストはケネディ国際空港のターミナルから主人公が「飛び立つ」はずだったのだが、スタッフのアイディアで、ヒューストンのアストロドームに変更。その結果、主人公ブリュースターは、「巨大な鳥かご」の中で飛翔を試みる(つまり外界へ羽ばたけない)という、実に皮肉というか、ニヒリスティックなラストになってしまう。
数々のブラックユーモアで鳴らしたアルトマンだが、本作はとりわけキャラクターを突き放した印象が強い。バッド・コートが主演した、同じようなファンタジー色の強い『ハロルドとモード』は、登場人物への優しい眼差しが感じられる温かい映画だったが、本作は非常に冷笑的だと言わざるを得ない。ラストの人工翼の飛行装置はデザインも秀逸で、ドーム内を飛ぶシーンの撮影も素晴らしく(撮影監督は、レイマー・ボーレンと、後に『ブレードランナー』を撮るジョーダン・クローネンウェスのコンビ!)、まさに映画が「ファンタジー」へと昇華する瞬間が見られるだけに・・・その後に待つ、あまりにも、あまりにもシニカルな結末が(涙)。ファンタジーは、結局現実の境界を越えることができないのだ。
ブリュースターの人工翼を見ていると、『未来世紀ブラジル』で主人公が似たような人工翼で飛ぶシーンを思い出す。『ブラジル』もまた、「夢の中に逃げ込む」という現実逃避の物語(とギリアム本人がおっしゃっている)。ひょっとしたら、『ブラジル』には本作へのリスペクトも込められているのかもしれない。
この主人公の生き方には、ネットの中に引きこもってしまっている現代の若者たちの姿がありありと重なり(連続殺人事件が暗示するものも含めて)観ていてとてもつらい。守護天使ルイーズの存在も、受け止めようによっては、ブリュースターの妄想が創り上げたキャラクターだった、という解釈もでき、そう考えると本当に救いがない物語になってしまう。
若者よ、なぜ大空=外界に向かって羽ばたけないのだ!?

アルトマンは、「かつて目にした事のないようなオリジナルな映画を撮りたかった」という。その通りに、この映画はカルトになってしまった。MGMの上層部は、やっぱりこの映画をお気に召さず、クリスマスシーズンに公開し、とっとと引き上げてしまった。しかし、映画評論家のジュディス・クリストは、'70年のベスト映画を、『M★A★S★H』と本作どっちにしようか迷って、コインを投げて、『M★A★S★H』を1位、『BIRD★SHIT』を2位にしたという。

「私が撮った映画の中で、最も創造性に富み、独創的でもある一作だ」とおっしゃるアルトマン監督は、とにかくこの作品をかなりお気に入りのご様子。
『ナッシュビル』に引き続き、ぜひ本作も国内DVD化して頂きたいと思う。

最後に、このレビューは、旧輸入版VHSと、アメリカでオンデマンド方式で発売されているDVDの両方の商品ページに同時に掲載されるようだが、筆者はオンデマンドDVDで入手したので、その画質などについて書こうと思う。
画角は、16:9のワイドスクリーン。画質に関しては、この手のオンデマンドDVDの標準的な画質で、決してニュープリントではないので、画面の暗い部分がどうしても沈みがちなところはあるが、全体的には問題はないと思う。
例によって英語字幕も特典映像もなし。唯一、予告編はあるが、チャプターが2つしか打たれていなかったのには閉口した。これでは観たいシーンを後で探すのに早送り大会になってしまう(カウンターも動いていなかった)。
そんな訳で、よりバージョンアップした日本版DVDの発売を乞う次第だ!
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:VHS
「MASH」の成功に続いてオルトマンが撮った秀作で、前作で開花させたドリー&ズームのマジックが冴えわたっているブラック・コメディである。

鳥のように飛びたいと願う青年と力を貸すヒロインの物語を中心に、刑事アクションやサム・ペキンバーのパロディーを挿入し、今や十八番となったカット・バックを多用してスピーディに展開させたりと、まさに緩急自在。
やっぱり全盛期のオルトマンは凄い。

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