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Boyhood: Scenes From Provincial Life
 
 

Boyhood: Scenes From Provincial Life [ペーパーバック]

J. M. Coetzee
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商品の説明

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   1983年の『Life and Times of Michael K』(邦題『マイケル・K』)、さらに1999年の『Disgrace』(邦題『恥辱』)でブッカー賞の歴史始まって以来初のダブル受賞をした、南アフリカの作家J.M.クッツェーが少年時代を回想した作品。回想記ではあるが、主人公は三人称、それも時制は現在という設定。

   学校では優等生に徹し、家では暴君のように振る舞う少年は、あまりに献身的な母親に依存しながらも反発を感じ、頼りない父を徹底して嫌悪する。性のめざめ、自分は何者か、父方の農場への憧れ、といったさまざまな感情のなかで揺れる少年時代を「内心のひだにまで分け入って繊細かつしたたかに探りあて、あざやかな、突き放したような文体で描ききった」傑作。

   少年は1940年、ケープタウンで、オランダ系入植者アフリカーナーの父とドイツ系の母をもって生まれ、家庭内では英語を使う、という当時の南ア社会では完全にアウトサイダー的な家庭で育つ。
   1948年にアフリカーナーを支持母体とする国民党が政権を握ると、民族を分離するアパルトヘイト政策をとり始め、白人社会も出身によってアフリカーナーと英国系の2つのグループに分けようとした。ケープタウンからアフリカーナーの多い内陸のヴースターへ引っ越した少年は、英語で学ぶクラスに編入されるが、アフリカーンス語で学ぶクラスへ編入されるのではないかという悪夢にさいなまれる。騒々しくて攻撃的な態度でのし歩き、ことあるごとにけんかをふっかけるアフリカーナー少年たち。そのなかへ放り込まれることになったら自殺する、と少年は思いつめる。
   幸い、ふたたびケープタウンの寛容さと雑踏のなかにもどることができたが、次に待ち受けていたのは、弁護士を開業した父親の借財という悪夢だった。

   ここに描かれた少年の50年後の姿が現在の作家クッツェーということになるのだが、その小説世界の原風景を彷彿とさせる、クッツェーファン待望の書でもある。邦題は『少年時代』。(森 望)

内容説明

Coetzee grew up in a new development north of Cape Town, tormented by guilt and fear. With a father he despised, and a mother he both adored and resented, he led a double life—the brilliant and well-behaved student at school, the princely despot at home, always terrified of losing his mother's love. His first encounters with literature, the awakenings of sexual desire, and a growing awareness of apartheid left him with baffling questions; and only in his love of the high veld ("farms are places of freedom, of life") could he find a sense of belonging. Bold and telling, this masterly evocation of a young boy's life is the book Coetzee's many admirers have been waiting for, but never could have expected.

登録情報

  • ペーパーバック: 176ページ
  • 出版社: Penguin (Non-Classics) (1998/9/1)
  • 言語 英語, 英語, 英語
  • ISBN-10: 014026566X
  • ISBN-13: 978-0140265668
  • 発売日: 1998/9/1
  • 商品の寸法: 19.6 x 12.7 x 1.3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By novella
形式:単行本
 南アフリカ共和国出身のクッツェーの自伝。自伝といっても、作者が年代にそって記憶をたどっていくといったタイプのものではなく、小説の様にきちんと構成されている。実際、主人公は作者によって終始「その少年」というふうに名指され、作者と少年のあいだには和解しがたい一定の距離が保たれている。

 内容的には、植民者であるイギリス系白人たちとも、現地の黒人たちとも異質な作家の家族の姿が中心的に描かれている。少年は「普通でない」自分の家族を半ば嫌悪し、自分がそのような家族に属しているということの居心地の悪さに悩む。彼の繊細な意識の感じとった疎外感は、南アの抱え込んだ人種問題の縮図である。

 これは、普通我々が作家の自伝に期待するようなノスタルジックな心地よさとは無縁の書物である。アパルトヘイト廃止後の今、クッツェーの自伝を読むことは「歴史」を感じさせてくれる希有な体験に他ならないだろう。

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自伝 2006/8/17
形式:単行本
 『恥辱』がいちばん有名でしょうかね、この作家の中では。

 ある意味マジック・レアリズム? 違うか。

 少年時代の南アフリカ。自伝であるとともに、少年の視点から綴られた歴史、ということにもなるのか。

 しかし、いかんせんストーリーがなさすぎる。ちょっと苦手だ。

 後半はめちゃくちゃ面白いのだが、前半がちょっと退屈気味か。
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Amazon.com で最も参考になったカスタマーレビュー (beta)
Amazon.com:  19件のカスタマーレビュー
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
An unsentimental childhood 2000/6/4
By Lindsay van Niekerk - (Amazon.com)
形式:ペーパーバック
Having grown up in Cape Town in the 1960's at a time before apartheid was rigorously enforced, JM Coetzee's account of his boyhood, while on the surface austere and aparently joyless, was pure pleasure for me to read. I revelled in the absolute accuracy of his descriptions and the ruthless, heartless honesty of a child who must function in a world that is often alien and confusing. It brought back numerous incidents of my own childhood - the stuff that nowadays is unacceptable to disclose. Along with Tobias Wolf's This Boys Life and Truffaut's The 400 Blows, Boyhood is a wonderfully honest record of childhood.
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
Spare, but wonderfully insightful 2002/9/18
By J. F Malysiak - (Amazon.com)
形式:ペーパーバック
Touching, illuminative, and compulsively readable, the first volume of South African writer J.M. Coetzee's "autobiography" is a wonderful introduction to the writer if you aren't familiar with him (as I wasn't). His prose style is spare but descriptive, and conveys South Africa in the late '40s and early '50s as seen through the eyes of a child. Not big on "plot," but based more upon observation, Boyhood is a quiet triumph.
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
A killing-you-softly tale 1998/12/16
By カスタマー - (Amazon.com)
形式:ペーパーバック
Not quite a memoir, not quite fiction, Boyhood is elegant and powerful in the way of J.M. Coetzee's novels, only more so. A white boy growing up in post-WW2 South Africa may not appear an awfully exciting proposition. But this is not quite a book on South Africa, either. Its images will disturb you, lead you astray: at times Boyhood reads like a darkly intriguing fairy-tale. The detached third-person narrative has surprising effects: the story becomes more moving, the thinking more probing. Perhaps the truly African ingredient here is the passion beneath the simple sentences on common enough childhood experiences. A rare book that will tug at your heart, despite the author's reputation for "austerity" and "intellectually forbidding" writing.
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