7月4日というアメリカにとって特別な日に生まれた青年の物語。
幼いときから両親の期待を一身に背負って育ち、愛国心を植え付けられて育った彼が、自ら志願してベトナムに行き、戦い、負傷して帰還したのち、戦争の無意味さを悟り、過ちに気づき、国家の欺瞞を訴え、反戦活動に身を投じるまでの姿を描いたもの。
1968年、わたしが生まれる10年前にこんなに重い戦争があったのだ。戦争に重い軽いはないけれど、ベトナム戦争はアメリカにとっても非常に重くディープな戦争だったのだと思う。映画の中でもいっていたけど、アメリカはどうしてよその国のことに首を突っ込みたがるのだろうか。確かに当時はソビエトなどの社会主義勢力の台頭を防ぐという意味があってしたことだとは思うのだけども。それにしても、共産主義あるいは共産主義者を目の敵にして攻撃しようとする当時のアメリカ人のほうが、わたしよっぽど恐いと思った。
大勢の若者を無為に殺してしまったベトナム戦争、この戦争がまちがっていたことを堂々と映画にして自己批判できるアメリカだけど、いまでも戦争に関してはあまり変わっていないような気がする。まちがったことはまちがっていると、声を大きくしていえる国でいつまでもあってほしい。
ところで、当時これだけ大きな反戦運動があったということを初めて知った。ヒッピーというのはこういう人たちだったのか。わたしたちがよくやるピースサインも、ここから生まれたのね。その意味も知らずピースサインを出してるわたしたちってちょっと恥ずかしいと思った。
どんな戦争だって、泣くのはひとりひとりの国民なんだと、みんながそう思えるようになればいいのだけど…