なぜ2年間もこのアルバムを放っておいたのか。
キッズ・コーラス・グループが流行していた90年代、実力派プロデューサーチーム、オーガナイズド・ノイズのバックアップでアルバム"MISTA"をリリースした同名グループのメンバーが、Ludacrisのレーベルからソロデビューするという事だったが、正直当時Ludacris+R&Bという方程式に対して食わず嫌いをしていました。
今回機会があり聞いてみると、なかなかどうして、メロウで美しいR&Bアルバムでした。
メロウで切ないメロディが印象的な【2 Slow Down】で引き込まれ、続けてトラックが幻想的でどこか和風(?)な雰囲気の【3 Give Me A Chance】これにはLudacrisが参加しているのですが、Valentinoの美声を邪魔する事なく、曲を上手く引き締めている感じで、これまた最高の仕上がりです。そして、幻想的なトラックとギターの絡みが美しいInterludeを挟んで、続く【6 Tell Me】個人的にはこれにやられました。宮廷音楽を思わせる(?)ヴァイオリンのループが美しくも物悲しい雰囲気を醸し出し、そこに感情を乗せたValentinoの歌声が加わって、聴き手を魅了します。
全体的にミディアムスローなバラッドが多いですが、ダラダラとただ悲しいトラックじゃないので、最後まで間延びせず聴けます。
さわやかで、切なくて、それぞれのトラックに雰囲気のある素晴らしいアルバムでした。