永遠のギターヒーロー、ジミ・ヘンドリックスが死去してから数えきれないほどの未発表曲集や編集盤が発売されましたが、もっともクオリティーが高く、しかも一本も二本も筋が通っているという意味では、このアルバムをおいてほかには存在しないと言っても過言ではありません。アルバムタイトル通り、ジミヘンがプレイしたブルースを集めたこの作品は、エクスペリエンス時代から晩年に至るまでのスタジオテイクかたライブ音源までの全11曲を収録しています。ジミヘンが果たして本当の意味でのブルースギタリストであったかの論議はさておいて、彼のキャラを特徴付けているブルージーな要素を十二分に味わうことができます。ドキュメンタリー映画のラストシーンで、アコースティックギターで弾いていた「Hear My Train A Comin'」を冒頭に持ってくるあたりは、制作者の優れた感性を感じさせます。