この作品何かと1stの"Resonable Doubt"と比べられます。このアルバムはJay-zの最高傑作の一つとして、彼のベストと謳われる1stの恰好の比較対象となってしまう宿命なのでしょう。そして、大抵のリスナーは”やっぱりHovaは1stやな”と結論づける訳です。僕もその中の一人でした。しかし、改めて聴いてみると比較の対象にならないんだよなぁ、この二作品。というのは、コレ1stとは趣向が180度違います。1stはアングラから出たハードな肌触りな作品、そしてこのアルバムは当時のメインストリームから出た、ソフトだが音楽性豊かな作品。どちらも傑作です。ただし、比較はできませんよ、コレは。しいていうなら、ステーキと寿司を比べるようなもの。どちらもおいしい、後は消費者の好みです。アングラ志向なら1stを、メインストリーム志向ならコチラをといった感じですね。
アルバムの内容はこれといった欠点もない、全曲満点の勢いです。Jayのリリックも相変わらず言うこと無し!の内容ですし。後、上記したように、音楽性が豊かなんですね、この人は。ソウルフルなネタを好むKanyeを大半にあたって起用したというのもあるのでしょうが、アルバム全体が散らばることなくソウルフル、なお且つ新鋭な臭いがただよっているのは、やはりJay-zの強みの一つの、多彩な音楽性で曲やアルバムをトータルで監督できる能力があるのでしょう。個人的には8;"Heart of the City"と13の"Blueprint”がお勧めですね。
今までHiphopなんてシカトでポップしか聞いていない!とうい人達でも充分楽しめる作品ですよ。
余談ですが、Jayはほぼ一週間でこのアルバムを作り上げたらしいです。才能の塊みたいな人ですね。笑