このCDの仕様
1966年度作品。ディランの7枚目のアルバムであるが、60年代に生まれた最高のロック・アルバムでもある。詩人とロックンローラーとしての二面性が見事に結晶した完成度の高い作品で彼の最高傑作との呼び声も高い。様々な人間関係にインスパイアされて生まれた詩の数々は時に複雑で難解ながらも深みのある豊かな出来になった。ラブ・ソングと断定できる歌についてもウィットや奥深い意味を持った格言とも言える内容に仕上がっており、ディランがいかに同時代のアーティストの中で抜きん出ていたかが計り知れる。フォーク・ロックのスタイルをより発展させた音作りにより、以前にも増してバラエティに富んだ作品となった。ロビー・ロバートソン、アル・クーパーなどのミュージシャンが参加、LPでは二枚組で発売された大作である。「雨の日の女」「アイ・ウォント・ユー」「女の如く」など収録。
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フォークからロックへと猛スピードで駆け抜けてきたディランが、さらにその音楽性を深化させた、初の2枚組アルバムである。ニューオーリンズサウンドやアーバンブルース、美しいメロディのポップソングなど、サウンドスタイルも曲調もかつてないほど多様化し、もはやロックの枠からはみ出しそうな勢いだ。
ディランのテンションと創造力がピークに達していたこのアルバムのリリース直後、彼はモーターサイクル事故をきっかけに活動休止してしまった。(星野吉男)