クラウド・コントロールは、豪州の4人組インディーバンド。
サイケロック、ギタポ、フォーク、カントリーといった多種多彩な音楽素養が、絶妙なハーモニーに縫い込まれ、全員が育ったブルー・マウンテンズの山裾に広がるかのごとくに展開されるサウンドです。
このデビューアルバムも、メンバーが敬愛するニール・ヤングを始めとして、クロスビー・スティルズ・アンド・ナッシュや『グレースランド』時代のポール・サイモンが、スミス的ジャングリーギターに乗って遠鳴りし、時に心弾み、時に沁みる、実に耳心地のいい作品に仕上がっています。シングル第一弾 Gold Canary と名曲 There's Nothing In The Water We Can't Fight のPVをレーベルが YouTube アップしているので、お聴きになってお気に召せば、アルバム買われて正解です!
ただ、あえて難をひとつ上げるとすれば、個々の楽曲はイイのに、スタジオというより宅録に近い環境でのレコーディングだからか、音響の奥行きがやや浅く、全体的にややこじんまりとまとまり過ぎているかな、という気がしないでもない。というのもこのバンド、ライヴが凄い。アルバムという宝石箱に詰め込まれたハーモニーが、ライヴハウスや野外フェスという大箱に移されたとたん、その中空で膨らみ、あっというまに弾け、いたるところで泡立つ。文字通り、bliss release (至福放散)、鳥肌モノです。アルバムリリースツアー等で来日の際は、ぜひ。